青森県は我が国最大のりんご産地です。品質に関しても台湾をはじめ海外からも高い評価を受けている反面、りんご黒星病や腐乱病などの病気の防除、後継者不足などの問題も抱えています。
「りんご花びら活用研究会」は、かかる背景からりんごの付加価値化を進めるため、従来未活用にあった「りんごの花びら」に着目。これを活用した商品開発、研究を進めてきました。「りんごの花びら」は、五所川原市の(赤いりんごの品種名)の花をお茶として開発した例を除けば、農薬残留の危恨があったこともあり、これまで食用として広く活用された例がありませんでした。当研究会が 2017 年(平成 29 年)に花びらの残留農薬試験(㈱マシス食品医薬品安全評価分析センター)を行ったところ、他に活用されている花同様に、その他の野菜に分類され食用としての活用が可能であることがわかりました。
これを受けて翌2018年、「りんごの花びら」の商品化を前提とした試験収穫を実施。収穫期間5日間という限られた時間の中で行われました。テストケースながら、弘果りんご園㈱の圃場を開放して戴き、障がい者施設のメンバーを中心に5日間で10kgの花びらを収穫することに成功し、保存処理を行い、第1弾の商品が完成しました。
商品化第1弾の「青い森の天然淡害雪りんご花びらジャム」は、【フォトジェック】世界初 「青い森の天然淡雪りんご花びらジャム」”などの見出しにて Web 上で多数取り上げられ全国から想像以上の反響がありました。
名 称 | りんご花びら研究会 |
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設 立 | 2018年1月13日 |
役 員 | 会長 小山優子 運営委員 福井寿和 |
事務局 | 〒030-0843 青森県青森市浜田字玉川243-13 |
電話 | TEL. 017-752-1755 |